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TRAFFIC RULES

道路標識と路面標示の読み方|止まる場所と横断歩道を見落とさないために

交通ルールを一次資料とともに整理しています。

道路脇の「止まれ」や、路面に描かれた白い線。見慣れた表示でも、運転中に意味を判断するのは難しいことがあります。「何を知らせているか」と「どこで行動するか」を合わせて読むことが、安全な運転につながります。

道路標識は4種類。補助標識も確認する

道路標識の本標識は、役割によって次の4種類に分かれます。

  • 案内標識:目的地の方向や距離、道路の番号などを知らせます。
  • 警戒標識:カーブや踏切など、前方で注意が必要な状況を知らせます。
  • 規制標識:一時停止や最高速度など、禁止・制限・指定の内容を示します。
  • 指示標識:横断歩道など、交通上必要な場所や事項を示します。

本標識に付く「補助標識」は、対象となる車両、時間、区間などを補足します。大きな標識だけで判断せず、文字や矢印も確認しましょう。分類と補助標識の役割は、国土交通省「道路標識の基礎知識」で確認できます。

例えば、駐車に関する標識では、時間や対象の指定にも注意が必要です。ただし、文字を読むために視線を長く固定するのは危険です。意味が分からないまま駐車せず、安全に確認できる場所へ向かいましょう。これは安全上の助言です。

「止まれ」は、決められた位置で完全に停止する

速度を落とし、車輪が動いたまま進むだけでは一時停止になりません。決められた停止位置で車を完全に止めることと、その後に周囲の安全を確認することを、分けて考えると行動が分かりやすくなります。

見通しが悪くても、停止線を越えた場所で最初に止まることで、停止線の直前での停止に代えることはできません。 まず停止線の直前で完全に停止する必要があります。一時停止の停止位置については、道路交通法第43条が定めています。

その後、見通しが十分でなければ、安全を確かめながら少しずつ進み、必要に応じて再び停止して確認しましょう。ここで勧める追加の停止は安全上の助言であり、第43条によって、どの交差点でも一律に「2回停止」が義務になるという意味ではありません。 また、追加の停止をしても、最初の停止位置の義務を果たしたことにはなりません。

停止線と、安全確認を促す線を区別する

路面に描かれた線、記号、文字には、法令上の「道路標示」と、安全への注意を促す「法定外表示」などがあります。見た目が似ていても、すべてが同じ法的意味を持つわけではありません。

長崎県警察「停止線と指導停止線の違いについて」では、法令により停止する際の位置を示す「停止線」と、法定外表示である「指導停止線」を区別しています。

停止線は、法令上の停止が必要なときに、その位置を示すものです。白い線があるだけで常に停止義務が生じると考えず、信号、一時停止の標識、横断歩道の状況などと合わせて判断する必要があります。

一方、指導停止線は法定の停止線と同じものではなく、それ自体が第43条の一時停止義務を生じさせるわけではありません。安全確認を促す表示として受け止め、現地の標識や交通状況も確認しましょう。

路面の矢印も、標識や車線の表示と合わせて読む

路面の矢印は、形だけで法的な意味を決めつけず、標識や車線の表示と合わせて確認することが大切です。標識標示命令では、進行方向別通行区分(道路標示110)と進行方向(道路標示204)は別の種類として定められています。進行方向別通行区分は交差点での進行方向に応じた通行区分を指定する規制標示で、進行方向は車両が進行できる方向を示す指示標示です。現地の標示と標識の組合せを確認しましょう。標識標示命令(e-Gov)

安全上の工夫として、初めて通る交差点では、手前から進む方向を意識しましょう。曲がる直前の急な車線変更は、接触につながります。予定した方向へ進めないときは、急操作をせず、交通ルールに従って進める経路で回り直すことを勧めます。

白いひし形を見たら、横断する人への備えを

路面の白いひし形、いわゆる「ダイヤマーク」は、標識標示命令で「横断歩道又は自転車横断帯あり」(道路標示210)として定められ、前方に横断歩道または自転車横断帯があることを知らせます。標識標示命令(e-Gov) 奈良県警察の案内でも説明されています。見つけたら道路の左右にも目を向け、横断する人や自転車に気付けるよう備えましょう。

警察庁「横断歩道は歩行者優先です」に掲載された道路交通法第38条第1項では、横断歩道や自転車横断帯に近づく際、そこを横断しようとする歩行者や自転車がいないことが明らかな場合を除き、その直前で停止できる速度で進む義務が示されています。停止線がある場合は、停止線の直前で止まれる速度が必要です。

自分の進路の前方を横断している、または横断しようとしている歩行者や自転車がいる場合には、横断歩道等の直前、停止線がある場合はその直前で一時停止し、通行を妨げてはいけません。

ここでいう対象は、横断歩道での歩行者、自転車横断帯での自転車を念頭に置いています。横断歩道を走行する自転車について、場所や通行状態を問わず同じ扱いになるとは断定しません。安全のため、自転車の動きにも十分注意しましょう。

見えにくいときほど、早めに確認する

雨の日や夜間は、反射や暗さで表示を読み取りにくくなります。安全上の工夫として、前車との間隔に余裕を持ち、遠くの標識と手前の路面を順に確認しましょう。前車の動きだけを頼りにせず、自分でも信号や標識を見ることが大切です。

出発前に主な交差点や経路を確認しておくと、運転中の負担を減らせます。ナビを参考にするときも、現地の信号・標識・標示を確認して進みましょう。